「違和感」があるのに、うまく言葉に表せない。
なんか、この場面になると「体が硬くなる」ように思う。
あれ、今「身構えていた?」
そんな経験は、ありませんか?
それは実は、身体が記憶しているからです。
そんなことは、自分では気づきにくいですし、
普段は、なりを潜めていたりします。
カウンセリングの中でも
セラピーが進んできて、「顔を出す」そんな「体の動き」もあります。
言葉にはならない体の動き、微細な体の変化が感じられたら、
どう向き合えば良いのでしょうか?
身体の違和感を感じているその箇所に意識を向けることで、多くの気づきを得ることでしょう。
自分一人で向き合うのは、初めはむずかしいと思います。
安全なセラピーの場で、
セラピスト(カウンセラー)とともに、
身体の微細な動きに気づき、
それを取り扱い向き合っていくことで、
未解決の問題に取り組み易くなる場合もあります。
あるいは、その動きを再現することで、深い気づきを得られることもあります。
セラピーの後、ご自分の変化に気づかれるかも知れません。
それは、あたかも体が解決しようとしてくれてるかのようです。
そのような仕組みを扱ったセラピーは、
身体心理(療法)学と呼ばれ、近年注目されています。
身体的=ソマティック
療法に「ソマティック」という言葉が使われて呼ばれていたりします。
からだの声に注目しながらのセラピーは
言葉にならないような悲しみ、
言葉を獲得する以前の幼い頃の未解決の問題を
今のあなたが「育みなおし」することができます。
母のような、姉のような、あるいは信頼できる人だったあの人のように
幼いあなたを、大きくなったあなたが、そばで見守り、柔らかく包み、微笑みで満たせてあげるのです。
セラピストは、見守りながら安全なセラピーの場を作ります。
からだはこころでもあります。
からだのどこが何を感じてきて、何を言おうとしているのか、
そしてそこはどうありたい、どうして欲しいと訴えているのかを
「感じて」みるのです。
そして、からだの訴えを聞く=からだのやりたい動きをしてみることもあります。
今まで、努力を重ね続けてきたあなたにとって、
「努力する」セラピーは、しんどくないですか?
「感じる」ことを、自分のではない価値観にじゃまされて、
自分が本当にそう感じているのかどうなのか自信が無くなっているときに、
感情を言葉で伝えるのは、むずかしくないですか?
あなた自身に、優しく、力強く「育む」力があることを
言葉で傷つかないアプローチで、
ぜひ、感じて欲しいと思っています。