手を大きくすると、大きな手でされている感じになる?
ほど良い圧で、ゆったりとしたスピードの施術を受けると、
「すごく大きな手で触られている感じがしました」
と、お客さまは、おっしゃいます。
その時の施術者の手は?
五本の指をくっつけた掌でエフルラージュ(軽擦)するより、
手を「パー」にして大きく開いた状態でエフルラージュ(軽擦)すると、
大きな手で触られていると感じるでしょうか?
本当に、そう思いますか?
もし、そう思うあなたが施術する側の方なら、
本当にそうか、ぜひ試してみてくださ。
思い込み あるある だからです。
適切なエフルラージュでは、
指には余分な力が入らず
自然に閉じた(指がくっついた)状態です。
それだから、手のひら全体に同じような圧がかけられるのです。
✖️指先に力が入っている
✖️手根(手首側)に力が入っている。
指をパーに開いた手では、指先に力が入っています。
まずは、思い込みをなくす
(指を)広げたほうが手のひらを大きく感じるはず!という思い込みをリセットです。
そういえば
とてもいいエフルラージュに変わった瞬間。
セラピストさんに、どこを変えたのですか?と、尋ねたら、
あの、名言が飛び出しました。
『私、指を捨てました!』
より早く、その境地に近づけるよう、
個人の体の使い方のクセを見定めてフィードバックしていきます。
手のひらの圧を均等にするのを支えるのは、「アーム」の部分が自由に使えること。
変えると良いところを、見つけること、これはこちらがすること。
しかし、自覚がないと、伝わらない!
施術者が良かれと思ってやっていて、それが受け手に伝わっていないことを
スモールステップで一つずつ
提示し、
半信半疑でも
アドバイスに沿ってやってもらって
ビフォーアフターで検証して、、、
の繰り返しで、
1dayの終わりには、別人のような施術姿勢とエフェルラージュになっていきます。
Tシャツの上からの背中のTストロークと、ふくらはぎの3ラインのエフルラージュだけの手技練習です。
でも基本の体の使い方と姿勢が確立していくので、もう何にでも応用が利くのではないでしょうか?
離れ離れになっていた、
下腿背面の3つの表層筋の 解剖学と施術が結びついていきます。
すでにトリートメントを学んだことがある方には、ただ施術の流れを勉強するより、基本の基本の勉強(でも、今まで多分やったことがない)が数倍役に立つのです。
初めての方には、入門を丁寧に、納得できるまで学べるので、
これからの解剖学の学びも、意欲的に実践的に行うことができます。
終わった時に、
5時間かけて、ふくらはぎにしかオイルが付いていないの?
なんて、誰も思いません。
たくさんの気づきを持って帰られます。
「本講座がますます楽しみになった!」と、嬉しい感想を残して帰られて。。。
「やってよかった。」
と、思うのです。
その本講座では、
施術部位に分けて、
浅層筋の解剖学と施術とを、丁寧にやっていきます。
後半、アドバンスのお客さまの体のバランスと施術については、
これまた、奥が深く、より実践的です。
別の機会に、お話ししましょう。
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