香りを上手に「まとえ」たら 素適ですね

香水の身につけ方に 自信がありますか?

 

 

不得手で当然、まだ歴史が浅いのだから

今のようなスタイルの香水が作られるようになったのは、いろいろな理由で合成香料が香水原料の主流になってきた1900年前後の頃とされています。

せいぜい150年ほど。

 

その前に動物由来の香料、植物由来の香料(精油)で盛んに香水が作られはじめた時代があります。

 

それが、パリの社交界が隆盛を極めた頃。

ルイ14世のいた時代、17世紀。

下水道がなく、糞尿の匂いをマスキングしなければなりません。
ステキな革製品は、鞣しの臭いをなんとかせねばなりませんぬ。

悪臭の臭い消しとしての役割も大きかったようです。

 

日本人は、まだ使いこなせていない

文明開化で、舞踏会の衣装として洋服が入ってきて、

庶民が老いも若きも、普段着にも自然に身につけるようになるのに、100年近くかかったでしょうか?

 

文化になるには 時間がかかる

コーヒーも、

一般市民がコーヒー豆から入れたコーヒーを家庭でも飲むようになるまでに

やはり100年くらい経過したのではと思います。

(わたしが子どもの頃は、子どもなんで飲むならコーヒー牛乳でしたが、大人もコーヒー豆から抽出するのではなく、インスタントコーヒーと缶コーヒーを飲んでいたような。缶コーヒーはこれまた、UCCの缶コーヒーに代表されるような独自文化でした。)

 

カレーは、インスタントルーやレトルトが、まだまだ主でしょうか?

そやそや 固形のカレールーの発祥は関西でしたなぁ〜。

 

1970年大阪万博で、フランスのパビリオンで、シューって出る機械からコンパニオンのお姉さんにつけてもらったのが、初めての香水体験だったなぁ、私。

 

香水は「マダム」な感じや! きつすぎてあかんやろ!って感じで、敬遠されているでしょうか?

あるいは、もうすでに使いこなしておられるでしょうか?

 

 

おしゃれに敏感なパリっ子の話

パリコレに代表されるように、毎年(毎季)ファッションブランドは、新作を発表します。

ブランドごとにテーマを立ち上げ、そのテーマに沿って上から下までビシッて揃えてショーを展開していますね。ショーの会場の音楽、照明、香りetc.

新作は、服や鞄、小物、香水 etc.

 

お気に入りのブランドの最新作を取り入れたい時に、

若い子はどうするかというと、

「新作の服を買うお金はないから、新作のフレグランスを買う」

すると、そのシーズンのブランドテーマがよくわかるから、

と聞いたことがあります。

さすが、パリっ子。おしゃれやなぁ。

 

コツを知って 回数こなして 相性を知って

まず、香水のつけ方、コツやマナーを知って。

 

そしたら、

やってもみよう、つけてみよう。

 

どんなふうに香るかは、人体実験みたいなもの

どれくらいつけたらいいのか、

どこにつけたらいいのか、

どのくらい時間が経過した時が、一番好きな香りなのか。

 

そしたら、次からは逆算して、勝負時間に一番いい香りがするようにつければいいの。

 

それから、瓶からあるいはムエット(試香紙)で嗅ぐ香りは、未完成。

一つ抜けているんです。

何が抜けているかというと、その人の体臭。

体臭もブレンドして、初めて完成なんですよ。

 

 

つけてみて初めてわかる

つけてみて、体臭と馴染んで、

初めてその香水が好きな香りか、

思っていた香りなのかが わかるのです。

 

いろいろ試行錯誤、嗜好錯誤 なのですね。

でも、

デパートの香水売り場って緊張するし(しませんか?)

そんなにいろいろ 何本も買わないし、

買ったら買ったで全然減らない、

しかも段々これは好きな香りと違うと思ったり。

 

おせっかいしちゃいます

それで、約10年前から(途中、ちょっとお休みもしましたが)月1回、香水を作る教室に通って、毎月1本作っています。

その香水を少量ずつ、体験用として、お分けしようと思っています。
(私自身も、サロンの帰りには積極的に身にまとってみようかなって、思っています。)

 

実は、先月から始めています。

これから差し上げますのが、フレッシュグリーンフローラル

アロマトリートメントに来てくださったお客さまに、小さな小さな瓶に入れて差し上げています。

 

小さい瓶、大きさの割りに結構高いのです(笑)

 

じっくりと、いろいろ試して楽しんでいただいて、

「香水文化」が少しずつ、作られていったらいいな、と思っています。

先月から9月初めにかけて差し上げた、フローラルブーケ

押し付けはしませんので、不要な時はおっしゃてくださいね。

感想も聞かせてもらうと嬉しいです。

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このブログの著者

salon
精油の香りを嗅いだだけで、息をしているだけで、どうしてこんなに元気になるのだろう? これが、アロマセラピーとの出会いでした。 精油には自然の叡智が詰まっていて、今の時代の喧噪の中で、「ゆっくりと自分に向き合い時には自分を労り、時には微笑みを分け合いなさい」と教えてくれているようでした。 香りとともにタッチングセラピーの有効性を活かし、からだとこころとが「よくありたい」というお客さまの思いに的確に応えていきたい、と思っています。 もって産まれた五感・感性を生涯大切にして欲しく、「育む」活動もしています。 2007年から小・中・高校で「香育」を始め、その数は延べ約40校1600名になりました。 3年前からデイサービスでご高齢の方に毎月アロマ教室を行っています。 【プロフィール】 香りの教室&アロマセラピーサロン オレンジブロッサム代表 AEAJ認定教室「オレンジブロッサム香りの教室」主宰 米国臨床心理大学院日本校臨床心理修士修了(MA) 【資格】 公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)認定アロマセラピスト 公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ) 認定アロマテラピーインストラクター エフェクティブタッチ®認定 上級インストラクター

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フレグランスを使いこなせるようになったら素敵ですね。

毎月一つ、香水教室に通って香水を作ること約9年。
そこで得たり感じたりした香りや香水についてのいろいろを、少しづつお伝えします。

お伝えする内容は
 (1)香水の扱い方、歴史などミニ知識

 (2)季節の香り
 (3)プレゼントした香水のミニ解説

月2回ほど、毎回、(1)と (2)or(3)について綴ってまいります。